第3章:第二領域 ── 論理
論理は前提の上に構築される骨格であり、その歪みは全体の崩壊を招く。
本領域では、論理を四つの観点から検証する。
| # | 要素 | 定義 | 問い | 不在時のリスク |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 論理の楔 | 論理展開の中で絶対に動かない固定点。議論の支柱 | この論理で絶対に揺るがない点はどこか? | 全体がふわふわして、どこを押しても崩れる |
| 2 | 論理の網 | 論理がカバーしている範囲。どこまで説明できて、どこから先は射程外か | この論理はどこまで届くか? | 適用範囲を超えた主張をしてしまう。過剰一般化 |
| 3 | 論理の穴 | 自分の論理の中で弱い箇所、未検証の箇所、飛躍がある箇所の自覚 | この論理のどこが一番攻撃されやすいか? | 他者に指摘されて初めて崩壊する。防御力ゼロ |
| 4 | 論理の数珠つなぎ | 各ステップ間の因果連鎖が切れていないか。AからBへ、BからCへの接続の確実性 | 前のステップから次のステップへの橋は架かっているか? | 論理が飛躍し、聞き手が脱落する |
flowchart LR
A[楔] -->|支柱が支える| B[網]
B -->|網の破れが| C[穴]
C -->|穴を塞ぐ| D[数珠つなぎ]
D -->|接続が強化する| A
style A fill:#2a2a3a,stroke:#888,color:#fff
style B fill:#2a2a3a,stroke:#888,color:#fff
style C fill:#2a2a3a,stroke:#888,color:#fff
style D fill:#2a2a3a,stroke:#888,color:#fff
楔が支柱として立ち、網がその支柱のカバー範囲を広げ、穴が網の破れを可視化し、数珠つなぎが穴を塞いで支柱間を接続する。この循環により、論理の骨格は自己補強される。
この四つが揃って初めて、論理は構造として自立できる。