第1章:概要
名称の由来
Septenctの名称は、五つのラテン語からそれぞれ音を抽出し、六文字に圧縮した造語である。
| 音 | 由来 | ラテン原語 | 原義 |
|---|---|---|---|
| セプ | セプテム | Septem | 七 |
| テン | インテグリタス | Integritas | 完全性・誠実さ |
| ン | フンダメントゥム | Fundamentum | 土台・基礎・根拠 |
| ク | フォルナクス | Fornax | 炉・鍛冶場 |
| ト | ストルクトゥーラ | Structura | 組み立て・構造・建築 |
込められた意味は「七つの誠実さを土台に、炉で鍛え、構造として組み上げよ」である。なお、インテグリタスの末尾「テン」のンと、フンダメントゥムから抽出した「ン」は融合し、一つのンとして六文字に収まっている。
論理構築を鍛冶に見立て、自らの論理を炉に入れて鍛え直し、堅固な構造として完成させるというSeptenctの思想を、五つのラテン語から六文字に凝縮している。
本体系の目的
論理構築とは、前提の上に論理を積み、反論に耐え、明確な結論に至る営みである。しかし多くの論理構築は、前提の有無、論理の繋がり、反論の想定という表層的な三点のみに注目し、その内部構造を掘り下げない。結果として、表面上は整って見えるが、一箇所を突かれると全壊する脆い論理が量産される。
Septenctは、論理構築を七つの領域に分解し、各領域に必要な要素を網羅的に配置することで、構築者が自らの論理の強度を検証できるフレームワークを提供する。
七領域の全体像
前提・論理・反論の三領域は循環関係にある。反論は前提を揺さぶり、前提の再検証が論理を更新し、更新された論理が新たな反論を招く。この循環こそが論理の強度を高め続けるエンジンである。
定義は前提・論理・反論の全てに横断的に関与する基盤層であり、分岐は論理から帰結への経路を多層化し、帰結は射程によってその有効範囲と適用条件を明示する。
七領域の統合構造と依存関係の詳細は第9章で示す。