第7章:第4層 - 因果状態判定
7-1. 概要
第4層は、時間旅行後の因果関係における矛盾と整合を判定する。原因側と結果側それぞれの状態を評価し、総合的な時間矛盾/整合パターンを特定する。
| 項目 |
内容 |
| 層名 |
第4層:因果状態判定 |
| 英語名 |
Causal State Judgment |
| カテゴリ数 |
3 |
| 用語数 |
10 |
| 役割 |
因果関係の矛盾と整合を判定する |
7-2. カテゴリ構成
| カテゴリ |
用語数 |
内容 |
| 原因矛盾/整合 |
2 |
原因側の状態 |
| 結果矛盾/整合 |
2 |
結果側の状態 |
| 時間矛盾/整合 |
6 |
総合的な判定パターン |
7-3. 原因矛盾/整合(Cause Contradiction/Alignment)
| 用語 |
英語 |
定義 |
| 原因整合 |
Cause Alignment |
原因側で論理的整合が保たれている状態 |
| 原因矛盾 |
Cause Contradiction |
原因側で論理的矛盾が発生している状態 |
7-4. 原因矛盾/整合の判定基準
| 状態 |
判定基準 |
例 |
| 原因整合 |
原因が明確に存在し、論理的に説明可能 |
旅行者が過去に行った動機が明確 |
| 原因矛盾 |
原因が存在しない、または論理的に説明不可能 |
旅行者を生んだ祖父が存在しない |
7-5. 結果矛盾/整合(Effect Contradiction/Alignment)
| 用語 |
英語 |
定義 |
| 結果整合 |
Effect Alignment |
結果側で論理的整合が保たれている状態 |
| 結果矛盾 |
Effect Contradiction |
結果側で論理的矛盾が発生している状態 |
7-6. 結果矛盾/整合の判定基準
| 状態 |
判定基準 |
例 |
| 結果整合 |
結果が原因から論理的に導かれる |
介入により歴史が変化した |
| 結果矛盾 |
結果が原因と矛盾している |
介入したのに何も変わっていない |
7-7. 時間矛盾/整合(Time Contradiction/Alignment)
| 用語 |
英語 |
定義 |
| 時間整合 |
Alignment Time |
時間旅行後も論理的整合性が保たれている状態※英語表記は本フレームワーク独自の語順 |
| 時間矛盾 |
Contradiction Time |
時間旅行によって論理的矛盾が発生している状態※英語表記は本フレームワーク独自の語順 |
| 完全整合 |
Full Alignment |
原因・結果ともに整合している状態(パターンA) |
| 結果破綻 |
Effect Breakdown |
原因は整合だが結果が矛盾している状態(パターンB) |
| 原因破綻 |
Cause Breakdown |
原因は矛盾だが結果が整合している状態(パターンC) |
| 完全矛盾 |
Full Contradiction |
原因・結果ともに矛盾している状態(パターンD) |
7-8. 時間矛盾/整合パターンマトリクス
| パターン |
原因 |
結果 |
状態名 |
パラドックス |
| A |
整合 |
整合 |
完全整合 |
発生しない |
| B |
整合 |
矛盾 |
結果破綻 |
部分的に発生 |
| C |
矛盾 |
整合 |
原因破綻 |
部分的に発生 |
| D |
矛盾 |
矛盾 |
完全矛盾 |
完全に発生 |
7-9. 各パターンの具体例
| パターン |
具体例 |
| A(完全整合) |
過去に行って何も変えず戻った。因果関係は完全に維持されている |
| B(結果破綻) |
正当な動機で過去に行ったが、介入の結果がありえない形で現れた |
| C(原因破綻) |
存在しないはずの原因から、正当な結果が発生した(ブートストラップ系) |
| D(完全矛盾) |
祖父を殺したのに自分が存在し、その自分が祖父を殺している |
7-10. 判定フロー
flowchart TD
START[第3層から継続] --> Q1{原因側の状態は?}
Q1 -->|論理的に説明可能| CA[原因整合]
Q1 -->|論理的に説明不可能| CC[原因矛盾]
CA --> Q2{結果側の状態は?}
CC --> Q2
Q2 -->|原因から論理的に導かれる| EA[結果整合]
Q2 -->|原因と矛盾している| EC[結果矛盾]
EA --> PATTERN{パターン判定}
EC --> PATTERN
PATTERN --> |原因整合 + 結果整合| PA[パターンA: 完全整合]
PATTERN --> |原因整合 + 結果矛盾| PB[パターンB: 結果破綻]
PATTERN --> |原因矛盾 + 結果整合| PC[パターンC: 原因破綻]
PATTERN --> |原因矛盾 + 結果矛盾| PD[パターンD: 完全矛盾]
PA --> RESULT1[パラドックス: 発生しない]
PB --> RESULT2[パラドックス: 部分的に発生]
PC --> RESULT3[パラドックス: 部分的に発生]
PD --> RESULT4[パラドックス: 完全に発生]
RESULT1 --> NEXT[第5層へ進む]
RESULT2 --> NEXT
RESULT3 --> NEXT
RESULT4 --> NEXT
7-11. 第4層の判定結果が与える影響
| パターン |
第5層(観測・認識)への影響 |
第6層(存在・情報)への影響 |
| A(完全整合) |
通常の観測・記憶形成 |
存在・情報に問題なし |
| B(結果破綻) |
結果の認識に混乱が生じる可能性 |
情報の整合性に問題 |
| C(原因破綻) |
原因の記憶に問題が生じる可能性 |
存在の起源に問題 |
| D(完全矛盾) |
観測・記憶の両方に深刻な問題 |
存在・情報の両方に深刻な問題 |