View on GitHub

Structable Standard

セリフと地の文を完全分離する創作フォーマット仕様書

第5章:台本形式

台本におけるストラクブルの仕様を定義する。記法の基本定義は第3章を参照。

5.1 セリフ

形式

話者 セリフ 演技指示
キャラ名 発話内容 声のトーン・表情・動作等

規則

規則 説明
話者列 発話者の名前を記載する。必要に応じて状況を付記可(例:花子(電話越し))
セリフ列 発話内容のみを記載する
演技指示列 声のトーン、表情、身体の動きなど演技に関わる指示を記載する

演技指示列について

項目 説明
記載内容 声のトーン、表情、視線、身体の動き、感情の質など
任意性 全てのセリフに演技指示が必要なわけではない。不要な場合は空欄でよい
空欄時の列構造 演技指示が不要な行でも3列構造を維持する。空セルとして記述する
禁止事項 セリフ列に演技指示を混入させない

使用例

話者 セリフ 演技指示
陽子 おはよう 明るく、元気に
……おはよう 小さな声で。目を合わせない。
陽子 どうしたの?元気ないね 心配そうに、少し顔を覗き込む
別に、何でもない 素っ気なく。でも声が少し震えている。

5.2 演出

形式

演出 内容
種別 具体的な指示

種別一覧

種別 説明
BGM 楽曲・音楽の指示
SE 効果音の指示
沈黙・間の指示
無音 完全無音の指示

使用例

演出 内容
BGM 緊張感のあるピアノ
SE ドアが閉まる音
3秒
無音 5秒間の完全無音

5.3 ナレーション

形式

ナレーション
ナレーターの語り内容

規則

規則 説明
構成 1列構成
記載内容 ナレーターが読み上げる内容を記載する
性質 第三者視点の語り、または回想的な説明

5.4 モノローグ

Ver. 3.0で導入された、台本形式における心の声の表現方法。ナレーション(第三者の語り)とは異なり、キャラクター本人の内面の独白を表現する。コードブロックで記述する。

形式

```
モノローグの内容
```

規則

規則 説明
記述形式 コードブロックで囲む
性質 演者が内面を語る独白。劇中の他のキャラクターには聞こえない声
ナレーションとの違い ナレーションは第三者視点の語り。モノローグはキャラクター本人の内面

話者の明示

モノローグの直前に演出テーブルで話者を指定する。

演出 内容
モノローグ 和也
```
星なんか見てない。ただ、ここにいたかっただけだ。
```

使用例

場所 時間
病院の屋上 深夜
演出 内容
BGM 静かなピアノ。寂しげな旋律。
SE 風の音
話者 セリフ 演技指示
里奈 こんな時間に、何してるの 静かに。責めるでもなく、ただ問いかけるように。
和也 ……別に。星でも見ようかと思って 振り返らずに。声に力がない。
里奈 嘘つき 少し笑って。でも目は笑っていない。
演出 内容
モノローグ 和也
```
星なんか見てない。ただ、ここにいたかっただけだ。
```
演出 内容
5秒
話者 セリフ 演技指示
里奈 ……隣、いい? 優しく。許可を求めるように。
和也 好きにすれば 素っ気なく。でも拒絶ではない。

5.5 場面転換

形式

場所 時間
具体的な場所 具体的な時間

使用例

場所 時間
学校の廊下 放課後
駅前のカフェ 午後3時

規則

規則 説明
構成 2列構成(場所・時間)
挿入タイミング 場面が変わるたびに挿入する