第4章:小説形式
小説におけるストラクブルの仕様を定義する。記法の基本定義は第3章を参照。
4.1 セリフ
形式
| 話者 | セリフ |
|---|---|
| キャラ名 | 発話内容 |
規則
| 規則 | 説明 |
|---|---|
| 話者列 | 発話者の名前を記載する。必要に応じて状況を付記可(例:花子(電話越し)) |
| セリフ列 | 発話内容のみを記載する |
| 禁止事項 | 感情・動作の描写は含めない |
4.2 心の声
心の声は「声に出していない」ため、セリフ列には入れない。時間的関係に応じて三つの手段から選択する。
三手段の一覧
| 時間的関係 | 手段 | 形式 |
|---|---|---|
| 思考が先、発話が後 | >> 引用ブロック |
>> 【話者】心の声 |
| セリフと同時 | 横配置 | 話者|セリフ|心の声 の3列構成 |
| 発話が先、思考が後 | 縦配置 | 話者列に「心の声」と記載しドッキング |
横配置
セリフを発した瞬間に、声に出していない内心が同時に存在する場合に使用する。
| 話者 | セリフ | 心の声 |
|---|---|---|
| 健太 | …いいよ | やばい、心臓うるさい |
縦配置
セリフを発した直後に、内心が続く場合に使用する。話者列に「心の声」と記載する。心の声は直前のセリフの話者に帰属する。
| 話者 | セリフ |
|---|---|
| 涼太 | ……はい |
| 心の声 | やっぱりバレたか |
引用ブロック(思考先行型)
セリフより先に心の中で思考が発生する場合に使用する。【話者】の明記が必須。
>> 【太郎】言っちゃダメだ。
| 話者 | セリフ |
|---|---|
| 太郎 | 好きだ |
判定基準
| 判定 | 手段 |
|---|---|
| 心の中で思ってから、声に出す | >> 引用ブロック |
| セリフと心の声が同じ瞬間に存在する | 横配置 |
| 声に出した後に、心に湧いた言葉 | 縦配置 |
| テーブル化せず地の文に含める | 地の文(>)内で記述 |
注意事項
| 注意事項 | 説明 |
|---|---|
| セリフ列への混入禁止 | 心の声をセリフ列に入れてはならない |
| 帰属の明確化 | >>は【話者】必須。縦配置は直前のセリフの話者に帰属 |
| 横配置の空欄 | 心の声がないキャラの行は心の声列を空欄とする |
| 地の文との使い分け | テーブル化は必須ではない。構造的に明示したい場合にテーブルまたは>>を使用する |
| 混在の許容 | 横配置・縦配置・引用ブロックは同じ作品内で混在させてよい |
4.3 地の文
引用ブロック(>)で記述し、【話者】を明記する。いずれもVer. 3.0における必須仕様である。【話者】の明記により、誰の視点からの描写かを即座に判別可能にする。
形式
> 【話者】地の文をここに書く
役割
| 役割 | 説明 |
|---|---|
| 情景描写 | 場所・天候・雰囲気など、場面の視覚的情報 |
| 状況説明 | 今何が起きているかの客観的記述 |
| 心理描写 | キャラクターの内面・感情・思考 |
| 時間経過 | 時間の流れや場面の推移 |
| 動作描写 | キャラクターの行動・仕草・身体的動き |
| 心の声 | 声に出していない内的な言葉(テーブル化しない場合) |
帰属ルール
| 条件 | ルール |
|---|---|
| 同一ブロック内・同一話者 | 冒頭に一度【話者】を明記すれば、以降は省略可 |
| 同一ブロック内・視点切替 | 切り替わる都度【話者】を明記する |
| ブロック分離後・同一話者 | テーブル等で地の文が分断された場合、同じ話者でも再度【話者】を明記する |
4.4 場面転換
形式
---
**場所・時間・状況など**
水平線(---)と太字見出しの組み合わせで表現する。
規則
| 規則 | 説明 |
|---|---|
| 水平線 | 視覚的な区切りを示す |
| 太字見出し | 新しい場面の情報を提示する |