第2章:核心原則
2.1 完全分離の原則
ストラクブルにおいて、セリフと非セリフ要素は完全に分離される。混在は許容しない。
2.2 セリフの判定基準
「声に出した言葉」のみがセリフとしてテーブルに入る。
| 種別 | 判定 | 理由 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 発話 | セリフ | 声に出している | セリフテーブルに記載(第4章・第5章参照) |
| 心の声 | 非セリフ | 声に出していない | 三手段の構造化方式あり(第3章・第4章参照) |
| 地の文 | 非セリフ | 語り手の記述 | 引用ブロックで構造化(第3章参照) |
| ナレーション | 非セリフ | 語り手の記述 | 台本形式で使用(第5章参照) |
| 記憶の断片 | 非セリフ | 声に出していない | >>>で構造化(第3章参照) |
| 孤立した断片 | 非セリフ | 帰属先なし | コードブロックで構造化(第3章参照) |
2.3 心の声の扱い
心の声は「声に出していない」ため、セリフ列には入れない。Ver. 3.0では、心の声を構造的に表現する三つの手段が存在する。
| 時間的関係 | 手段 | 形式 | 帰属ルール |
|---|---|---|---|
| 思考が先、発話が後 | >> 引用ブロック |
>> 【話者】心の声 |
【話者】明記(必須) |
| セリフと同時 | 横配置 | テーブル3列(話者|セリフ|心の声) | 話者列で明示 |
| 発話が先、思考が後 | 縦配置 | 話者列に「心の声」と記載しドッキング | 直前のセリフの話者に帰属 |
上記の三手段は心の声を構造的に明示する場合の選択肢である。構造化せず地の文(>)に心の声を含めることも引き続き有効であり、必ずしも三手段を使用する必要はない。詳細は第4章(小説形式)を参照。
2.4 判定フロー
flowchart TD
A[言葉・表現を検出] --> B{声に出しているか?}
B -->|はい| C[セリフテーブルに入れる]
B -->|いいえ| D{心の声か?}
D -->|はい| Q{構造化するか?}
Q -->|はい| E{時間的関係は?}
E -->|思考が先| F["二重引用ブロック(話者明記)"]
E -->|セリフと同時| G[横配置テーブル]
E -->|セリフの後| H[縦配置ドッキング]
Q -->|いいえ| I[地の文に含める]
D -->|いいえ| J{キャラクターの脳裏に浮かぶ記憶か?}
J -->|はい| K["三重引用ブロック"]
J -->|いいえ| L{帰属先のない孤立した断片か?}
L -->|はい| M[コードブロック]
L -->|いいえ| N{小説形式か?}
N -->|はい| O["地の文(引用ブロック)"]
N -->|いいえ| P[演出・ナレーションテーブルで処理]
2.5 原則の一覧
ストラクブルを支える原則を以下に整理する。
| 原則 | 内容 | 参照 |
|---|---|---|
| 完全分離 | セリフと非セリフを混在させない | 2.1 |
| 判定基準 | 声に出した言葉のみがセリフ | 2.2 |
| 話者明示 | 全てのセリフに話者を明記する | 4.1 / 5.1 |
| 心の声の分離 | 心の声はセリフ列に混入させない | 2.3 |
| 演技指示の分離 | 演技指示はセリフ列に混入させない | 5.1 |
| 地の文の話者明示 | 地の文に視点人物を明記する | 3.2 / 4.3 |