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Structable Standard

セリフと地の文を完全分離する創作フォーマット仕様書

付録E:環境別の代替表現

テーブル記法が使用できない環境での代替表現を定義する。


E.1 Web小説サイト向け

小説家になろう、カクヨム、アルファポリス等、テーブル記法非対応の環境向け。

セリフの形式

【話者】セリフ

地の文の形式

>【話者】地の文

心の声の形式(横配置相当)

【話者】セリフ ((心の声))

心の声の形式(縦配置相当)

【話者】セリフ
((心の声))

心の声の形式(思考先行型相当)

>>【話者】心の声

記憶の断片の形式

>>>記憶の断片

孤立した断片の形式

===
孤立した断片
===

※以下は小説投稿サイトで台本形式の作品を公開する場合の代替表現。 演技指示の形式

【話者】セリフ *演技指示*

小説サンプル(基本)


公園のベンチ 昼下がり

>【春香】木漏れ日がベンチに座る二人を照らしていた。風が吹くたびに、桜の花びらが舞い落ちる。

【春香】ねえ、覚えてる?ここで初めて会ったの
【大輝】覚えてるよ。お前が泣いてたんだよな
【春香】泣いてない!ちょっと目にゴミが入っただけ
【大輝】はいはい

>【春香】大輝が笑いをこらえているのが分かった。悔しくて頬が膨らむ。

【春香】……ありがとね
【大輝】急にどうした
【春香】別に。なんとなく

>【春香】立ち上がって伸びをした。大輝に気づかれないよう、そっと目元を拭った。


小説サンプル(心の声・横配置相当)


【健太】…いいよ ((やばい、心臓うるさい))
【美咲】ほんと!?


小説サンプル(心の声・縦配置相当)


【悠斗】え……ありがとう
((なんで俺なんかに))


小説サンプル(心の声・思考先行型相当)


>>【太郎】言っちゃダメだ。

【太郎】好きだ


小説サンプル(記憶の断片)


>>【太郎】また思い出してしまう。
>>>あの日、彼女は笑っていた。「また明日ね」と手を振って。


小説サンプル(孤立した断片)


=== いつか届くといいな、この声が。 ===

>【陽介】駅のホームに、見覚えのある背中が見えた。


※以下は小説投稿サイトで台本形式の作品を公開する場合の代替表現。 台本サンプル(演技指示)


【陽子】おはよう *明るく、元気に*
【翔】……おはよう *小さな声で。目を合わせない。*
【陽子】どうしたの?元気ないね *心配そうに、少し顔を覗き込む*


規則

規則 説明
話者 【】で囲む
セリフ 話者の後に半角スペース1つ
地の文 行頭に全角>を置き、【話者】を明記する
心の声 (())で囲む。二重括弧で通常の括弧と区別する
横配置相当 セリフの後に全角スペース1つを空けて((心の声))
縦配置相当 セリフの次の行に((心の声))
思考先行型相当 行頭に全角>>を置き、【話者】を明記する
記憶の断片 行頭に全角>>>を置く
孤立した断片 ===で囲む
演技指示 *と*で囲む。セリフの後に全角スペース1つを空けて*演技指示*と記載
場面転換 空行 + 太字、または空行 + 見出しで代替

E.2 プレーンテキスト向け

メモ帳、テキストエディタ等、装飾記法が一切使えない環境向け。

セリフの形式

[話者] セリフ

地の文の形式

> [話者] 地の文

心の声の形式(横配置相当)

[話者] セリフ ((心の声))

心の声の形式(縦配置相当)

[話者] セリフ
((心の声))

心の声の形式(思考先行型相当)

>> [話者] 心の声

記憶の断片の形式

>>> 記憶の断片

孤立した断片の形式

===
孤立した断片
===

※以下はプレーンテキスト環境で台本形式の作品を作成する場合の代替表現。 演技指示の形式

[話者] セリフ *演技指示*

小説サンプル(基本)

==========
公園のベンチ 昼下がり
==========

> [春香] 木漏れ日がベンチに座る二人を照らしていた。風が吹くたびに、桜の花びらが舞い落ちる。

[春香] ねえ、覚えてる?ここで初めて会ったの
[大輝] 覚えてるよ。お前が泣いてたんだよな
[春香] 泣いてない!ちょっと目にゴミが入っただけ
[大輝] はいはい

> [春香] 大輝が笑いをこらえているのが分かった。悔しくて頬が膨らむ。

[春香] ……ありがとね
[大輝] 急にどうした
[春香] 別に。なんとなく

> [春香] 立ち上がって伸びをした。大輝に気づかれないよう、そっと目元を拭った。

小説サンプル(心の声・横配置相当)

[健太] …いいよ ((やばい、心臓うるさい))
[美咲] ほんと!?

小説サンプル(心の声・縦配置相当)

[悠斗] え……ありがとう
((なんで俺なんかに))

小説サンプル(心の声・思考先行型相当)

>> [太郎] 言っちゃダメだ。

[太郎] 好きだ

小説サンプル(記憶の断片)

>> [太郎] また思い出してしまう。
>>> あの日、彼女は笑っていた。「また明日ね」と手を振って。

小説サンプル(孤立した断片)

===
いつか届くといいな、この声が。
===

> [陽介] 駅のホームに、見覚えのある背中が見えた。

※以下はプレーンテキスト環境で台本形式の作品を作成する場合の代替表現。 台本サンプル(演技指示)

[陽子] おはよう *明るく、元気に*
[翔] ……おはよう *小さな声で。目を合わせない。*
[陽子] どうしたの?元気ないね *心配そうに、少し顔を覗き込む*

規則

規則 説明
話者 []で囲む
セリフ 話者の後に半角スペース1つ
地の文 行頭に>を置き、[話者]を明記する
心の声 (())で囲む。二重括弧で通常の括弧と区別する
横配置相当 セリフの後に全角スペース1つを空けて((心の声))
縦配置相当 セリフの次の行に((心の声))
思考先行型相当 行頭に»を置き、[話者]を明記する
記憶の断片 行頭に»>を置く
孤立した断片 ===で囲む
演技指示 *と*で囲む。セリフの後に全角スペース1つを空けて*演技指示*と記載
場面転換 記号線(===等)+ 見出しで代替

E.3 環境別形式まとめ

環境 セリフ 地の文 心の声(横配置) 心の声(縦配置) 心の声(思考先行) 記憶の断片 孤立した断片 演技指示 場面転換
Markdown対応 テーブル > 【話者】 テーブル3列 ドッキング >> 【話者】 >>> コードブロック テーブル3列 --- + 太字
Web小説サイト 【話者】 >【話者】 ((心の声)) ((心の声)) >>【話者】 >>> ===囲み *演技指示* 空行 + 見出し
プレーンテキスト [話者] > [話者] ((心の声)) ((心の声)) » [話者] »> ===囲み *演技指示* 記号線 + 見出し

E.4 核心原則の維持

第2章 2.5で定義された原則は、環境が変わっても不変である。

原則 内容
完全分離 セリフと非セリフを混在させない
判定基準 声に出した言葉のみがセリフ
話者明示 全てのセリフに話者を明記する
心の声の分離 心の声はセリフ列に混入させない
演技指示の分離 演技指示はセリフ列に混入させない
地の文の話者明示 地の文に視点人物を明記する

形式は環境に合わせて変化するが、原則は不変である。