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CASLS 回答構造工学マニュアル

あらゆる問いに答える者のための設計図

付録B セルフチェックシート

B-1. 本付録の目的

本付録では、CASLSを使って作成した回答の品質を自己確認するためのチェックシートを提供する。回答を出力する前に、このシートで確認することで品質を担保できる。

B-2. コア要素チェックシート

各コア要素が適切に機能しているかを確認する。

B-2-1. 結論(端的に)のチェック

No. チェック項目
1 質問に直接答えているか  
2 最初の1〜2文で結論を述べているか  
3 YES/NOまたは核心が明確か  
4 曖昧な表現(「場合による」等)で逃げていないか  
5 結論(詳細版)と矛盾していないか  

B-2-2. 前提のチェック

No. チェック項目
1 議論の範囲が明確か  
2 重要な用語が定義されているか  
3 暗黙の前提を明示しているか  
4 時点・状況・立場が必要に応じて示されているか  
5 相手が同意できる前提か  

B-2-3. 理由・論理のチェック

No. チェック項目
1 「なぜ」が説明されているか  
2 論理の飛躍がないか  
3 循環論法になっていないか  
4 感情ではなく論理で説明しているか  
5 必要に応じて根拠が示されているか  

B-2-4. 結論(詳細版)のチェック

No. チェック項目
1 具体的で実践に使える内容か  
2 端的な結論を補完しているか  
3 情報過多で要点が埋もれていないか  
4 条件分岐が必要な場合、それが示されているか  
5 端的な結論と矛盾していないか  

B-2-5. 総括のチェック

No. チェック項目
1 全体の要点が整理されているか  
2 新しい情報を追加していないか  
3 単なる繰り返しになっていないか  
4 次のステップや示唆があるか(必要な場合)  
5 締めくくりとして機能しているか  

B-3. オプション要素チェックシート

使用したオプション要素が適切に機能しているかを確認する。

B-3-1. 論理・検証系(A, F, G/P, H, I)のチェック

No. チェック項目 対象
1 仮説であることが明示されているか A  
2 反証可能な条件が示されているか(反証可能性モード) F  
3 反証不可能な主張に警告を出しているか(反証不可能性モード) F  
4 観測・検証のレベルが明示されているか(Gモード) G/P  
5 確率に数値根拠があるか(Pモード) G/P  
6 GモードとPモードの選択は適切か G/P  
7 整合性と検証を区別しているか H  
8 循環論法がないか確認したか I  

B-3-2. 比較・選択系(B, D, S)のチェック

No. チェック項目 対象
1 代替案が実際に実行可能か B  
2 偽の二択になっていないか B  
3 比較の観点が明確か D  
4 公平な比較になっているか D  
5 比較結果から結論が導けるか D  
6 統合案に根拠があるか S  
7 統合によって失われるものを明示したか S  
8 安易な折衷案になっていないか S  

B-3-3. 補足・深掘り系(C, E, K)のチェック

No. チェック項目 対象
1 根拠の信頼性は十分か C  
2 出典が必要な場合、示されているか C  
3 考察が事実から離れすぎていないか E  
4 考察であることが明示されているか E  
5 分類の基準が明確か K  
6 分類がMECE(漏れなく重複なく)か K  

B-3-4. 文脈・認識系(J, L, M, N, O, T)のチェック

No. チェック項目 対象
1 重要な注意点・制約が示されているか J  
2 適用範囲の限界が明確か J  
3 歴史・経緯が議論に関連しているか L  
4 多義的な言葉の意味が整理されているか M  
5 事実と価値判断が分離されているか N  
6 価値判断を事実として提示していないか N  
7 省略した内容が明示されているか O  
8 省略の理由が示されているか O  
9 省略を免罪符にしていないか O  
10 情報の耐用期間が示されているか T  
11 耐用期間の見積もりに根拠があるか T  

B-4. 全体チェックシート

回答全体の品質を確認する。

No. チェック項目
1 質問に対する答えになっているか  
2 論理的に一貫しているか  
3 相手のレベルに合った表現か  
4 長すぎず短すぎず適切な長さか  
5 必要な情報が漏れていないか  
6 不要な情報が含まれていないか  
7 読みやすい構造になっているか  
8 誤字脱字がないか  
9 リバーシブル仕様のモード選択は適切か  
10 追加要素(O, S, T)を適切に使用したか  

B-5. クイックチェックフロー

時間がない場合は、以下の7項目だけを確認する。

flowchart TB
    Q1["①質問に直接答えているか?"]
    Q1 --> Q2["②論理が飛躍していないか?"]
    Q2 --> Q3["③前提は明確か?"]
    Q3 --> Q4["④相手に伝わる表現か?"]
    Q4 --> Q5["⑤結論と総括は一貫しているか?"]
    Q5 --> Q6["⑥リバーシブル仕様のモードは適切か?"]
    Q6 --> Q7["⑦省略・鮮度の明示は必要か?"]
    Q7 --> Done["チェック完了"]
No. クイックチェック項目
1 質問に直接答えているか  
2 論理が飛躍していないか  
3 前提は明確か  
4 相手に伝わる表現か  
5 結論と総括は一貫しているか  
6 リバーシブル仕様のモードは適切か  
7 省略・鮮度の明示は必要か  

B-6. 判定基準

チェック結果に基づいて、回答の品質を判定する。

判定 基準 アクション
✅ 合格 全項目クリア、または軽微な問題のみ そのまま回答を出力
⚠️ 要改善 複数の項目に問題あり 問題箇所を修正してから出力
❌ 再作成 コア要素に重大な問題あり 最初から作り直す

B-7. リバーシブル仕様専用チェックシート

リバーシブル仕様を使用した場合の追加チェック。

B-7-1. F要素のチェック

No. チェック項目
1 モード選択の根拠は明確か  
2 反証可能性モード:反証条件を具体的に示したか  
3 反証不可能性モード:警告を明示したか  
4 疑似科学を科学的と誤認していないか  

B-7-2. G/P要素のチェック

No. チェック項目
1 モード選択の根拠は明確か  
2 Gモード:Lv.1〜4のどれかを明示したか  
3 Pモード:数値の根拠があるか  
4 Pモード:偽の精度になっていないか  
5 併用モード:GとPの関係を説明したか